具体的な仕事内容

アレルギー科はアレルギーを持った患者を治療する診療科です。
では、アレルギー科で働く看護師は、診療の補助以外にどのような仕事をしているのでしょう。

まず挙げられる仕事内容は、薬についての説明です。
アレルギー疾患を患った患者は、同じ薬を長期に渡って服用するケースが少なくありません。
そのため、できるだけ薬に関する不安や疑問をなくせるよう、効果や副作用についてしっかりと説明する必要があります。

特に喘息の患者に処方する吸入ステロイド薬は、長期に渡って服用する薬の最たる例です。
この薬を処方する際には、できるだけ患者の負担が軽くなるよう、投薬の回数や時間帯を調節します。
また、初めて薬を処方する患者には、実際の吸入器を用いて服用方法を説明することもあります。

薬の説明以外に、精神面でのケアもアレルギー科で働く看護師の主な仕事の一つとして挙げられます。
アレルギー疾患は他の疾患と比べ、長期に渡って付き合っていかなければならないケースが多いです。
そのため、患者の中には、精神面での負担を抱えている人も少なくありません。

さらに、アトピーを患っている患者の中には、かゆみで日常生活に支障をきたしている人もいます。
そういった患者の心を少しでも癒せるよう、話を聞いたり相談に乗ったりすることも業務内容の一つです。
また、アレルギーを抱えている患者が小さい子どもである場合に、その親御さんの相談を聞くこともあります。